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コマル
柱の基礎の準備も順調。溶接もうまくいっている。そして今日は夕方になって居間の外壁や基礎と鉄骨をつなぐための鉄板を買いにプエルト・コルテスへいった。
ナノのピックアップでほかにランボーも同乗していったのだが、このところピックアップの真ん中が定席になっている。オモア内ならそう気にならないが、ちょっと遠出するときは姿勢がきつい。その上例のごとく少し長く乗車していると眠くなるのはあいかわらずなので、このきつい姿勢のまま舟を漕ぎ出すことになる。
今日もコルテスに到着したあたりで二人に起こされすっかり笑われてしまった。
ところで目的の鉄板だが、オモアで探してみるとけっこう値が張る。そこで一計を案じ、トルティーヤを焼くときにつかう鉄板、コマルを利用することにした。今キッチンで使っているのは丸く加工してあり、厚みもないものなのだが、今日買ったのは日本だったら縁日でお好み焼きか焼きそばなんかを調理するような厚みのある硬いもの。鉄板として買うよりもいくらか安い。今回必要な分としてこのコマルを2枚買って、いくらか値引きしてもらって帰ってきた。
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続く戦い
ホンジュラスのクーデター騒ぎより今問題なのが、例の鳥の巣作り。まったくもって頭の悪い鳥で、運び込んできた雑草やら泥を何度取り除いてもまた持ってくる。ここまでくるとその運んできたものをせっせと懲りずに取り除いているこちらのほうが頭がわるいのかもしれない。
今すすめている工事が済めば、この鳥の通り道をふさぐ工夫が簡単にできるようになるので、おそらくあと2週間めげずに戦い続ければいいだろう。
隣の子供マルロは一度巣を作らせてしまって、卵を産んでから取り除けばもうもどってこないんじゃないかともいうが、それまで泥やら草を積まれるのもどうかとも思う。
とにかく工事のほうは順調に進んでいて、ナノの溶接技術も上達しているので、この先もそう時間がかかることもないだろう。来週になれば鳥の通り道のすぐ下での作業になるので、彼らも驚いて近づかないかもしれないし、この戦いもう少しがんばり続けるしかない。
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きつい作業
炎天下での作業がきつかった。穴を掘る位置を決め、釣り糸で縄張りする作業は建物が影をつくり日が直接あたらない10時前で終わったのでそう堪えなかったが、そのあとの穴掘りは水分を補給してもすぐ汗になって出て行ってしまうという状況だった。
その上、少し掘ると固い層がありなかなか予定の深さまで達しない。よくもまあ安い手間賃でこれだけ働いてくれるなぁと感心するが、かといって労賃を上げられるほどこちらも余裕があるわけではない。コストをかけずに暮らせるからこのホンジュラスにいるわけで、こういった人件費が日本並みだったら住んでいなかっただろう。
一方でホンジュラスでは家族のうち誰かしらがアメリカに出稼ぎにいくのも理解できる。同じ仕事をしても入ってくる収入の桁が違うのだから当然だろう。
なんていつも感じていることを改めて思い直しつつどうにか目的の深さまで掘り進むことができ、さらに鉄筋を組んで土台を作り、地下部分にセメントを流し込んだ。
今回はこの土台の上に鉄骨で骨組みをつくり屋根をつくるという手順なる。明日はいよいよ鉄骨の溶接も始まる。半月まえまで作ってた机つくりで鍛えたナノの溶接の腕前はどうなっているか。少々不安がないわけでもないが、明日の作業が楽しみだ。
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撤収
先日夕食を食べにきた考古学者グループだが、今回のクーデター騒ぎで予定を早め、明日オモアを引き上げることになった。メキシコ人二人は家族がテグシガルパにいるので心配なようだが、電話では連絡をとりあっていて首都の様子は確認しているようだ。その話によるとニュースでホンジュラスでは停電になり、ネットも通じないとあったのはどうやらテグシガルパだけの問題のようだ。
おうおうにしてありがちだが、今回もテグシガルパというホンジュラスの一部でおきていることが全体のことのように伝えられてしまっているようだ。
もう一人の日本人学者もJICAからオモアを引き上げてテグシガルパに引き上げるよう連絡があったという。なにもグアテマラ国境までわずか50kmでいつでも脱出できそうなオモアをでて、問題の発生源で、今なお混乱しているテグシガルパに帰ることが果たして一番安全なのか疑問にのこるが、組織というものはそういうものなのだろう。
今や協力隊員派遣先として一、二を争うほど人数の多いホンジュラスだが、このクーデターを機に一気に減らされたり、なくされたりするだろう。そもそもゼネコンや商社などを合法的に助ける隠れ蓑にされているだけの組織だから、この際無駄に税金をつかれないように組織ごと撤収してくれたらほうがいいかとも思う。彼らからの援助は所詮役人の懐を潤すだけで、ホンジュラス一般庶民にはどれほど恩恵があるかあやしいからだ。
一方、すっかり平和なオモアでは次の工事に着工。まずは柱を建てるため、縄張り、くい打ち、そして基礎となる部分に穴を掘った。炎天下でのこの作業はかなりきつく、ナノたちには悪いが、こちらは適当に休み休み手伝った。それでも夕方には必要な5つの穴を掘り終えた。明日はここに鉄筋を組み、セメントを流し込む作業になる。
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見積もり
今回はグロスでの作業依頼ではないので、すべての注文は自分でしなければならない。ただ必要な資材のリストはナノと相談し、サイズや材質などの確認もきちんとしているのでそう難しいこともない。
ただどこで注文するかとなると、できるだけ安くすませたいのでオモアにある資材屋3軒とプエルトコルテスの資材屋1軒とで料金を比較の上きめることにした。
オモアはすべて店に足を運びあらかじめ用意したリストに金額を書き入れておらうことにし、プエルトコルテスについてはナノに電話で問い合わせをしてもらった。
結局オモアの一軒に頼むことにしたが手持ちのレンピーラでは足りないので、明日両替をして手配することにした。
その両替だが、このクーデター騒ぎでレンピーラの価値が下がってくれたらいいのだが、今日現在は普段とかわらなかった。明日注文、支払いを済ませるまでにはたしてレートが動くか、ちょっと期待したい。
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休息と思いきや
なんだか世間では騒がしい一日だったようだが、こちらは工事もなく久々にのんびり休息をとるつもりだった。ところがひとつ問題が発生。といってもこの問題は数日前から続いているのだが、居間の屋根の木の梁の部分に鳥が巣をつくりだしたのだ。
たんに草を集めただけなら気にしないのだが、泥などもあって糞もするため、これを見逃すと梁の木が傷むし、糞が落ちてくるのも困る。しょうがないので巣を壊しているわけだが、この鳥が懲りずに何度でも同じ場所に巣を作ろうとする。
これがカラスくらい頭がよければ、学習して二度と同じ場所には巣をつくろうとはしないとおもうのだが、こちらが根負けしそうなくらい何度も何度もやってくる。
明日から始まる工事がすすめば鳥たちも近寄りにくくなるし、完成したあとは鳥たちが入ってこれないように壁と屋根の間の隙間に網をはることもできる。ただ現状では出入りが自由にできるので、もうしばらくはこの巣を排除する作業を続けなければならない。
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今日はトニー
一昨日はディアナの息子セバスチャンの1歳の誕生日だったが、今日はそのセバスチャンのいとこにあたるトニーの4歳の誕生会。トニーの父親、ディアナの兄にあたるマウロはいまだアメリカにいる。それでもここにはおじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、いとこに、ともだちととにかく大勢の知り合いがいるので寂しいということはなさそうだ。
午後にはいり天気が怪しくなってはきたが、食事を済ませ、子供らが楽しみにしていたピニュータをやるまではどうにか降らずにもちこたえてくれた。そのあと例によって甘い甘いケーキを食べる頃にはわずかに降りだしたがそれもたいしたことなく無事誕生会は終わった。
もしひどくなるようだったら、居間を貸すつもりでいたが、補修工事で工具などがあるため、子供たちには危険でなないかとおもっていたので、貸さずにすますことができてよかった。
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そしてすしとプロピーナ
なんと今日は昼食が二食。ナノのところに食事をとりにいこうとしたら、向かいの娘スサナが食事を運んできた。午前中庭にあるレモンをくれといって隣のアレックスとやってきたので勝手にもっていくようにいったのだが、どうやらそのレモンも今回の食事につかったらしい。
日本と違い、このあたりでは昼食が一日のうちもっともボリュームあるもので、さすがにこの場で二食はとてもじゃないがたべられないので、運んできた分はとっておくことにした。
ただ今夜の場合はこのまま夕食にまわすというわけにもいかない。というのも今晩は現在オモア砦の調査にきている考古学者グループが寿司をたべにくるからだ。
ホンジュラス人、メキシコ人などにまじって一人日本人もいるのだが、彼らが先日訪ねてきた日本食をたべられないかという相談を受け、それならこの週末金曜日の夜ではどうかということになっていた。
補修工事の合間に下準備をし、作業後、彼らの到着をまって目の前でにぎりながらの夕食。久しぶりに調理したのだが、評判はよく、今回のオモア砦での調査が終わった日の夜また別メニューをということになった。
当然夕食代はもらったのだが、おつりをかえそうとするとプロピーナだといってみなおつり分をくれた。出費つづきなのでありがたく頂戴した。
ところで例の残してある昼食は明日の朝食ということになる。ボリュームがあるので少々きついかもしれないが、せっかくの好意でもらったものを無題にはしたくないので、早起きして、補修工事の前に掃除などして身体を動かしておけば問題ないだろう。
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二食
すっかり身体が鈍ってしまっているが、昨日に比べたらいくらかまし。こうして徐々に慣れていくか、その前に疲れ果ててしまうか。一週間後くらいにはわかるだろう。
今日も昼食、夕食とナノのところで食べたが、やっぱり夕食後は早めに退散することにした。
ところが、そのあと隣りのアレクシスがやってきて、なにやら向かいの家で誕生会をやるからこのあと来るようにという。ディアナの長男の1歳の誕生日で、教会からもどったら、簡単な食事とケーキとで祝うのだそうだ。夕食が2回。ナノのところでは昼の残りをアレンジした簡単なものだったのと、作業がおわってシャワーをあびたあとで、早めの時間だったので、2回目の食事は食べられないということはなかったが、あいもかわらず、甘いだけのケーキはすこしきつかった。
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ブランク
いよいよ今日から補修工事がはじまった。最初は適当に見栄えだけ直してすませようと思っていたが、この仕事を頼んだのがナノだったので、そう簡単には済ませてくれない。
こちらが気にしてないところまで直したほうがいいと手をつける。手間賃はナノと手伝いのランボーと合わせても一日20ドル弱。友達だからということらしいが格安。少し申し訳ないのと、作業中は自分の食事を作る気になれないだろうからと、この手数料に食費を上乗せしてナノの家で用意してもらうことにした。
それにしても日本滞在中にすっかり肉体労働から遠ざかってしまっていたせいか、半年前はなんてことなかった作業がきつい。まめに水分をとり、休憩もとったがどうにも身体がゆうことをきかない。昨日までは曇り空だったが、今日は晴天。疲労に拍車がかかる。
夕食もナノのところで用意してくれたので、疲れすぎてあまり食欲はなかったが、明日の作業のためしっかり食べ、いつもなら子供らの相手をするところが、さすがに今日は明日にそなえるため早々に退散して早めに終身することにした。
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