篁日記
篁の不定期更新駄文日記。一旦公開した記事も定期的に下書きにします。
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![]() | 蘭陵王 文藝春秋 2009-09-26 売り上げランキング : 3243 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
舞楽に「蘭陵王」というものがある。平たく言えば仮面舞踊とでもなるだろうか。神社などで奉納されていることもあるので、ご覧になった方もいるかも知れない。
蘭陵王は、実在の人物である。大体六世紀半ば、日本で言えば仏教伝来の頃になるだろうか。聖徳太子(厩戸皇子)の祖父くらいの時代だと考えていただけると幸いである。柔和な美貌をもち、美声であったと記録にあるという。しかも勇猛果敢な驍将。また、「王」という言葉が示すとおりに、皇族の一員でもあった。中国の歴代王朝では、余程の功績をあげた重臣でない限り、「王」として封じられることはない。つまり、「王」といえば、皇帝の親族であるケースが九割以上を占めるはずだ。ついでに乗っていた馬は白。まさに「白馬の王子様」である。
判官贔屓という言葉がある。源義経が後白河法皇によって判官に任ぜられたところから生まれた言葉で、弱い者などを悲劇のヒーローとして贔屓する傾向をさす。史実を言えば、義経は出っ歯の小男だというが、若くして死んだことから悲劇の貴公子として様々な作品では美貌として設定されることが多い。ついでに女性設定で弁慶と恋仲バージョンなら、二つ三つ作品を知っている。新撰組の沖田総司も若くして病を得て死んだせいか、美形設定になっていることが多いが、これは現代の小説家の方が脚色したのが一般に流布した結果であるらしい。まあこれは余談。
蘭陵王は、長い時代の間に脚色された話ではなく、本当に絶世の美男子であった。あまりの美貌のために戦場では鬼の面をつけて戦いに臨んだという話もある。戦場で仮面をかぶると視界が狭くなるし、呼吸の面でも問題がありそうなので真実はどうかわからないが、美貌であり美声であったことと、貴公子であったことは確かである。また、数多くの武勲をたてていることも事実である。彼の悲劇は酒乱の家系にあったような気がするが、それほどの絶世の美貌なら、そして美声なら、一度でいいから拝んでみたかったものだと思う。
蘭陵王自体は有名な話であるし、本のネタバレになってもいけないので、内容についてはふせるが。この本を読んでる間、自分がずっと微笑んでいたことに気づいた。たとえ頁の中で戦闘が行われていようと、虐殺シーンで血飛沫が飛び交っていようと、ヒロインが食事をしていようと。その理由は不明だが、もしかしたら蘭陵王自身にあるのかも知れない。そんな気がする今日このごろなのである。
- 2009-10-31
- カテゴリ : 読書記録
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お知らせと予定
1.10/01をもちまして、拙サイトは五周年を迎えました(888)
2.それを記念して絵チャを開催します。お日にちは10/24(土)、21時頃〜。
3.絵チャ参加者の皆様にはあまり豪華ではないけれど壁紙か何かをプレゼント出来るといいな。
4.でも参加出来ないという方もいると思うので、救済措置用壁紙も用意しました。
5.ゲームしてばっかりで寝ぼけてますが、ちゃんと小説も書く予定はあるよ。
ピカレスクもので主人公をオトコノコにしようかオンナノコにしようか迷ってます。
タイトルも仮で決めたので、とりあえず一話分だけ蔵出し予定。
夕陽の柩はそのあとね。
そんなところです。
1.10/01をもちまして、拙サイトは五周年を迎えました(888)
2.それを記念して絵チャを開催します。お日にちは10/24(土)、21時頃〜。
3.絵チャ参加者の皆様にはあまり豪華ではないけれど壁紙か何かをプレゼント出来るといいな。
4.でも参加出来ないという方もいると思うので、救済措置用壁紙も用意しました。
5.ゲームしてばっかりで寝ぼけてますが、ちゃんと小説も書く予定はあるよ。
ピカレスクもので主人公をオトコノコにしようかオンナノコにしようか迷ってます。
タイトルも仮で決めたので、とりあえず一話分だけ蔵出し予定。
夕陽の柩はそのあとね。
そんなところです。
- 2009-10-07
- カテゴリ : 篁文箱
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本日10/06(火)より、上野の東博(東京国立博物館)にて、皇室の名宝展が開催される。前期・後期と二期に別けて展示替えもあるので、二期に一回ずつ観覧出来るセット券(¥2,000)をロー○ンにて購入。あとは行ける日を指折り数えて待つばかり、なので楽しみにしている。
一番楽しみなのは、伊藤若冲(江戸時代の京都の画家で特に鳥の絵を得意とした)。動植綵絵は掛軸に表具されていて、全三十幅。どれも素晴らしいのだが、お気に入りは雪中鴛鴦図。そのタイトルの通り、雪の中に佇む鴛鴦を描いたものなのだが。
生まれて初めて、「この絵が欲しい」と思った作品だった(無理だ)
いつもなら、葉書や図録で我慢するものを、諦め切れず、せめてと購入したのはA3くらいのポスターだった。それとてもホンモノの絵の光り輝くような雪の光沢を表現できるはずもなく、本当に「慰め」でしかなかったのだけれど、それでもいいというよりは、我慢するしかない。というのが正しいほどだった。勿論三十幅のセットの一枚だし、所蔵しているところは宮内庁なわけで、そんな品が一個人の手に入るはずもない(管理も出来るわけがない)。でも、頑張ってお金をためれば買えるというのなら、多少じたばたと抗う余地もあったかも知れないが、明らかに無理だと判っていたので、それはそれで良かったのかも知れない。
若冲は、家業をついだが、早くに引退して弟に店を譲り、自分は画家として余生を生きた。生涯独身で過ごしたという。何かをなすためには、余計なとそうでないものとの切り分けが大切なのかも知れないと、若冲の生涯を見て思う。私はペンギンを描くようになってから、己が鳥を思いの他好きであることに気づいた。そして、密かに若冲を鳥の絵の師匠と仰いでいる。
若冲のようなホンモノを超えた鳥を描くのは無理だと自覚しているが、少しでも近づけたらいいな、と思う今日この頃なのである。
…やっぱ、前期(若冲は前期に出品予定)は二回見たいよなー。。。
一番楽しみなのは、伊藤若冲(江戸時代の京都の画家で特に鳥の絵を得意とした)。動植綵絵は掛軸に表具されていて、全三十幅。どれも素晴らしいのだが、お気に入りは雪中鴛鴦図。そのタイトルの通り、雪の中に佇む鴛鴦を描いたものなのだが。
生まれて初めて、「この絵が欲しい」と思った作品だった(無理だ)
いつもなら、葉書や図録で我慢するものを、諦め切れず、せめてと購入したのはA3くらいのポスターだった。それとてもホンモノの絵の光り輝くような雪の光沢を表現できるはずもなく、本当に「慰め」でしかなかったのだけれど、それでもいいというよりは、我慢するしかない。というのが正しいほどだった。勿論三十幅のセットの一枚だし、所蔵しているところは宮内庁なわけで、そんな品が一個人の手に入るはずもない(管理も出来るわけがない)。でも、頑張ってお金をためれば買えるというのなら、多少じたばたと抗う余地もあったかも知れないが、明らかに無理だと判っていたので、それはそれで良かったのかも知れない。
若冲は、家業をついだが、早くに引退して弟に店を譲り、自分は画家として余生を生きた。生涯独身で過ごしたという。何かをなすためには、余計なとそうでないものとの切り分けが大切なのかも知れないと、若冲の生涯を見て思う。私はペンギンを描くようになってから、己が鳥を思いの他好きであることに気づいた。そして、密かに若冲を鳥の絵の師匠と仰いでいる。
若冲のようなホンモノを超えた鳥を描くのは無理だと自覚しているが、少しでも近づけたらいいな、と思う今日この頃なのである。
…やっぱ、前期(若冲は前期に出品予定)は二回見たいよなー。。。
- 2009-10-06
- カテゴリ : 美術芸術芸能
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親しい友Sちゃんと私は、好みのツボが似ているようで微妙に異なる。だが、お互い「ハマる」ツボは外さない。長い時間に培ってきた友情のためなのか、単なる慣れのせいかは不明だが(おい)、お互い「ああ、これ好きそうだな」というものは何となく判る。
先日、うさぎの絵柄の可愛らしい付箋と、ホルンをデザインした金属製の栞を見つけた。どちらもSちゃんが気に入りそうだなとプレゼントの中に仕込んだのだが。喜んでもらえたので、嬉しくなった次第である。うさぎ柄はほんのり和風のもので、和風のうさぎ(出来れば桜つき)はSちゃんのツボの一つなのである。
勿論、普段から「あ、これ可愛い」「あれいいね」というお互いの言葉を聞き漏らさないようにしていることもあるけれど、相手の喜ぶ顔を楽しみに買物が出来るというのは、いつもわくわくして、そしてドキドキする。餅肌のSちゃんの頬がふっくらと丸みを増すと、ああ喜んでもらえたのだなと嬉しくなる。
そういう相手に出会えたことこそが、我が身のシアワセなのかも知れない。
先日、うさぎの絵柄の可愛らしい付箋と、ホルンをデザインした金属製の栞を見つけた。どちらもSちゃんが気に入りそうだなとプレゼントの中に仕込んだのだが。喜んでもらえたので、嬉しくなった次第である。うさぎ柄はほんのり和風のもので、和風のうさぎ(出来れば桜つき)はSちゃんのツボの一つなのである。
勿論、普段から「あ、これ可愛い」「あれいいね」というお互いの言葉を聞き漏らさないようにしていることもあるけれど、相手の喜ぶ顔を楽しみに買物が出来るというのは、いつもわくわくして、そしてドキドキする。餅肌のSちゃんの頬がふっくらと丸みを増すと、ああ喜んでもらえたのだなと嬉しくなる。
そういう相手に出会えたことこそが、我が身のシアワセなのかも知れない。
- 2009-09-22
- カテゴリ : 動物植物自然
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ときどき、ブックカバーを作るのがささやかな私の趣味の一つである。
裁縫などは嫌いだったんだが、年齢を重ねるとともに嫌いなものではなくなったようだ。もともと、手作業は好きなほうであるし、提出して評価を貰うわけでないから、多少粗雑でも構わない。だから、友人に進呈する際も「下手だけど良かったら」と渡すことにしている。そのココロは。「丈夫なので本に傷がつかないように作ってあるので、使い倒してOK!」というところ。ま、進呈したのも親しくしているSちゃんのみなので、問題ないと思っている。
いや、京極夏彦さんの煉瓦本に使えるカバーがないって嘆いていたからさ!
最近のマイブームは和柄の布。ブルー系が多いが、最近お気に入りなのはアースカラー、特にグリーン系である。のだけれど。グリーン系の布は「これ!」と思うほどに気に入るものが少ないので、探すのに少々苦労をしている。かといって高い布を買ってはあまり意味がないので、安くしているワゴンセールの布に気に入るものがないかチェックするのだけれど。地味すぎたり派手すぎたりで、中々思うようなものが見つからない。のだが。
先日、布屋に行ったら、「これは」と思う、はっとするほど素敵な布を見つけて、思わず手が出た。鮮やかなグリーン地に金色をあしらって、生地は少し厚め。何より、ゴージャスで華やかさがありながら、派手という印象を与えない、和風の美。しかしこれはお値段が心配だとレジで値段を確認したら。
¥100だった。
売場のお姉さん曰く「座布団の布は一律¥100なんですよー」。そうか、これは座布団の柄か!と得心したものの、同じ柄で色違いの赤と青もあったんだよな、青はともかく(金と合わせると微妙だった)、赤はワインレッドに近い、上品な色合いだったので、思わず購入しようか躊躇ったのだが。予算の問題と(裏地もつけるんだが、安っぽい布を使うんでは興ざめなので、それなりのものを使う必要があるしな)、使う用途について迷ったので、やめたのだった(笑)
でもグリーンは買っちゃったんだけどね。ブックカバーとしては少し人目を引くかも知れない。因みにサイズは50×110くらいかな。新書版でも四枚くらいは余裕で作れると思うので、どういう風に模様が出るのか、ちょっと楽しみなのである。
裁縫などは嫌いだったんだが、年齢を重ねるとともに嫌いなものではなくなったようだ。もともと、手作業は好きなほうであるし、提出して評価を貰うわけでないから、多少粗雑でも構わない。だから、友人に進呈する際も「下手だけど良かったら」と渡すことにしている。そのココロは。「丈夫なので本に傷がつかないように作ってあるので、使い倒してOK!」というところ。ま、進呈したのも親しくしているSちゃんのみなので、問題ないと思っている。
いや、京極夏彦さんの煉瓦本に使えるカバーがないって嘆いていたからさ!
最近のマイブームは和柄の布。ブルー系が多いが、最近お気に入りなのはアースカラー、特にグリーン系である。のだけれど。グリーン系の布は「これ!」と思うほどに気に入るものが少ないので、探すのに少々苦労をしている。かといって高い布を買ってはあまり意味がないので、安くしているワゴンセールの布に気に入るものがないかチェックするのだけれど。地味すぎたり派手すぎたりで、中々思うようなものが見つからない。のだが。
先日、布屋に行ったら、「これは」と思う、はっとするほど素敵な布を見つけて、思わず手が出た。鮮やかなグリーン地に金色をあしらって、生地は少し厚め。何より、ゴージャスで華やかさがありながら、派手という印象を与えない、和風の美。しかしこれはお値段が心配だとレジで値段を確認したら。
¥100だった。
売場のお姉さん曰く「座布団の布は一律¥100なんですよー」。そうか、これは座布団の柄か!と得心したものの、同じ柄で色違いの赤と青もあったんだよな、青はともかく(金と合わせると微妙だった)、赤はワインレッドに近い、上品な色合いだったので、思わず購入しようか躊躇ったのだが。予算の問題と(裏地もつけるんだが、安っぽい布を使うんでは興ざめなので、それなりのものを使う必要があるしな)、使う用途について迷ったので、やめたのだった(笑)
でもグリーンは買っちゃったんだけどね。ブックカバーとしては少し人目を引くかも知れない。因みにサイズは50×110くらいかな。新書版でも四枚くらいは余裕で作れると思うので、どういう風に模様が出るのか、ちょっと楽しみなのである。
- 2009-09-14
- カテゴリ : 雑文生活旅行
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